【電卓】簿記受験生必見!効率がアップする「電卓の使い方」

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数字がいっぱい出てくると打ち間違えてしまう

問題を解くときに電卓を打ち間違えてしまうことはありませんか?

実は電卓には打ち間違えても一部を訂正で切る機能が備わっています!

さらに計算結果を自動で加算したり保存することも可能で、うまく活用して電卓を打つ回数を減らせればケアレスミスのリスクも軽減することができます!

また最近の簿記試験は90分になり、電卓を使う時間を短くして問題を解く時間を少しでも捻出したいところ。

今回は効率がアップする電卓の使い方と問題での活用方法についてまとめてみました。

目次

効率がアップする「電卓の使い方」

こちらでは簿記で活躍する電卓の便利機能についてお話ししていきます。

簿記で活躍する電卓の便利機能

・オールクリアとクリア、桁下げキー
・グランドトータル
・メモリ機能

オールクリアとクリア、桁下げキー

意外と知られていないオールクリア「AC」とクリア「C」の違い。

「AC」は全てのデータを消去(メモリ以外)、「C」は最後に入力した数値を消去します。

【例】「100+200=300」と計算したいときに「100+300」と入力してしまった場合
→イコールを押す前にクリア「C」キー押せば「300」のみが消去されます。その後「200=」を入力することで「300」正しい答えを求めることができます。

また桁下げキーは、入力した数字を後ろから一桁のみ消去することができます。

かこ

パソコンで言うとバックスペースの役割です!

【例】「1,000」と入力したいときに「10,000」と入力してしまった場合
→桁下げキーを一回押すことで一の位の0が消去され、正しい数字「1,000」にすることができます。

グランドトータル

グランドトータル「GT」とは全ての計算結果の合計値を出すことができます。

複数の数式の合計値を出すとき、一つひとつの計算結果をメモして最後に合計を手計算するのは結構手間ですよね…

そんなときに活躍するのがグランドトータル。

簿記で使われる実務電卓には計算するたびに自動で結果を加算していく機能が備わっています。グランドトータル一つで全ての計算結果の合計値を表示することができます。

【例】「100×2」「200×3」「300×4」の合計を計算するとき
→「100×2=」「200×3=」「300×4=」と入力し、最後に「GT」を押す。
※各計算の最後に「=」を入れるのを忘れないようにしてください。

記憶されている計算結果を消去したいときはオールクリア「AC」を押せば、新しく計算を始めることができます。

メモリー機能

メモリー機能は一時的に数字を控えておきたいときに使います

メモリー機能には4種類のキーがあります。

【M+】表示されている数字をメモリに足す
【M -】表示されている数字をメモリから引く
【MR 】メモリの数字を呼び出す
【MC】メモリのデータを消去する


これらを使えば複雑な計算も一回で答えを求めることができます。

メモリは電卓によって操作方法が異なりますが、こちらではカシオの電卓の操作方法を例にお話しします。

【例】「500×(1−3÷12)」の解を計算する場合
①「3÷12[M+]」→計算結果を控える
②「1−[MR /MRC]=」→①の計算結果を呼び出して新しい計算をする
③「[MC][M+]」→メモリの①を消去し、新しく②を控える
④「500×[MR /MRC]」→③の計算結果を呼び出して解を求める

む、難しい…

かこ

最初は混乱しますが、使うことで慣れてきます!

こんな問題で使える!電卓の便利機能

有価証券

複数の有価証券の合計値を求めるときはグランドトータルが便利です!

【例】3社の有価証券の合計金額を計算するとき
①A社「100株×@1,000=」
②B社「200株×@2,000=」
③C社「300株×@3,000=」
①〜③をそれぞれを計算し、最後に「GT」を押すと集計値を自動的に出すことができます。

かこ

各計算の最後は「=」を忘れずに入れましょう!

減価償却

メモリー機能を使えば減価償却の計算も簡単にできます!

【例】備品(取得原価100,000円、期首減価償却累計額50,000)、耐用年数8年について200%定率法で求める場合
200%定率法の償却率=1÷耐用年数×2
①「1÷8×2[M+]」→償却率を求めて控える
②「100,000ー50,000×[MR /MRC]=」→未償却残高にメモリーに記憶した償却率をかけて解を出す。
(※カシオの電卓を使った場合の操作例)

かこ

通常の定率法や生産高比例法でも使えそうですね♪

損益分岐点

損益分岐点の計算でもメモリー機能が活躍します!

【例】売上40,000円、変動費24,000円、固定費12,000円のときの損益分岐点の売上高を求める場合
損益分岐点=固定費/1−(変動費/売上高)
①「24,000÷40,000[M+]→変動比率を求める
②「1−[MR]=」→限界利益を求める
③「[MC][M+]→限界利益を控える
④「12,000÷[MR /MRC]→損益分岐点の解を出す
(※カシオの電卓を使った場合の操作例)

かこ

メモリーの内容を消去したい時は「MC」を押します。

使いやすいと感じる機能が効率よく問題を解く近道に…!

色々な電卓の機能をご紹介しましたが、実際に試してみて「使いやすい」と感じる機能を学習に取り入れてみてください

あまり電卓の機能を使うことにとらわれてしまうとかえって勉強に集中できなくなる原因となってしまいます。

ご自分にあった電卓の使い方見つけて、より効率よく問題を解いていきましょう♪

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この記事を書いた人

転勤属の妻1年目。夫の転勤に備え10年以上勤めた会社を退職し、現在は転職に困らないよう資格取得に邁進中。取得資格簿記2級、英検2級、野菜ソムリエ等。資格取得の勉強の経験をもとにおすすめのテキストや勉強方法をご紹介します♪♪

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